理事長挨拶
Junior Chamber International Fukuoka

一般社団法人 福岡青年会議所
2017年度理事長所信

理事長 鈴木 大輔

一途に


創立から64周年目を迎える福岡JCには、脈々と受け継がれてきた熱き志と実現力、強いリーダーシップ、仲間との深い絆、そして創始の精神があります。
様々な時代の遷り変わりのなかで我々を取り巻く環境も常に変化を遂げています。しかし、いつの時代においてもひとをおもいやる心、互いの自己成長への願い、切磋琢磨する姿勢は、いまもなお福岡JCの基盤となっています。
福岡JCは多種多様な経営者や経済人が集い、地域発展や社会貢献のために、それぞれの時代のなかで、仲間たちが心と心を一つにして、お互いを思いやりながら運動してきました。いつの時代も「一途」な気持ちでおもいやりの心をもち、福岡の明るい豊かな社会の実現を目指し、まちづくりとひとづくりに励んできた歴史があるからこそ、我々もJC活動ができています。
40歳で卒業という限られた時間の中で、未熟な青年期である我々だからこそできることを福岡のまちのため、福岡のひとのために「一途」な気持ちとおもいやりの心をもって、一丸となって積極果敢に活動していきましょう。

土台の大切さ


人には守るべきものが必ず存在します。個人であれば身近にいる家族であり、仕事においては会社であり、お客様であり、社員です。家族が家庭を支え、会社は懸命に働いている社員がいるからこそ、我々はJC活動を行うことができています。たとえ素晴らしいことに尽力しようとも、その支えとなっている家族や会社を疎かにしていては、その活動を行う意味が薄れてしまいます。
明るい豊かな社会を目指すのであれば、まずは一番の土台である家族や会社を明るく豊かなものにするべく、常に自らを律してJC活動を行っていく必要があります。その活動で得た学びを身近な存在にお返しするという姿勢を常に忘れず、互いに成長していくことです。当たり前のことですが、このことは我々が常に大切にすべきではないでしょうか。この土台をしっかりと理解することこそ、JC活動の先にある感謝へとつながっていくのです。

未来のために


福岡における都市化の進展や技術革新による生活の利便性向上など、社会が成熟していくなかでの核家族化・少子化による家庭・地域の教育力の低下や、個人のモラル・規範意識の軽薄化などが地域社会の課題として挙げられています。しかしながら、福岡のまちは「人情あふれるまち」と呼ばれ、山笠に代表される「地域が子どもたちを育てる環境」が根付いており、おもいやりの心や人と人とのつながりを大切にしてきました。未来を背負う子どもたちがこれから輝き続けていくためには、我々が率先して行動し社会全体で子どもたちを教育していく必要があると考えます。
また、2016年4月に発生した熊本地震において、多くの尊い命が失われました。九州における大きな災害を目の当たりにし、我々の災害に対する意識や備えの低さを痛感させられるとともに、
全国にいるJCメンバーが本気で助け合う姿こそ、JCの偉大さであると感じました。九州では今後もさらなる災害の可能性が残っており、福岡市としても市民とともに防災への意識を高めています。そのなかで我々がJCのつながりを活かし、防災意識の向上を目指していきます。

FUKUOKAを想う


福岡市は他都市に比べて都市機能がまとまっている住環境の良さにより人口が増加傾向にあります。さらに福岡・博多は長い歴史のなかで武家・商人の融合するまちであり、縦と横の人間関係に重きを置く文化が深く根付いているのも特徴です。
脈々と受け継がれる歴史と文化、若者たちが創造する活気あふれるFUKUOKA。これらを融合して福岡の新しき文化の息吹を感じてもらうためにも、我々がこのまちで大切にすべき文化を掘り起こす必要があります。それを知ることにより、まちに対する誇りと愛情を心に植え付けることができるのです。福岡の強みたる伝統ある文化と様々な分野のエッセンスを取り入れ、新たな文化を創造していきます。

成長こそ人生の醍醐味である


我々青年期の人間は未熟な存在です。挑戦を諦めたり、考えることを止めてしまったりすれば成長はありません。足元を鑑みながらも現状に満足せず、絶えず行動し理想に向けて挑戦していく必要があるのです。挑戦には失敗がつきものであり、失敗がなければ成功は得られません。我々が注いだ情熱と流した汗は、いつしかFUKUOKAの、そのまちに住み暮らすひとびとの希望や感動につながるはずです。
様々な縁でJCに入会し、人と人とが出会い、活動を通じて多くの困難や課題をともに乗り越えることこそ、自己成長につながります。そのためには過去から学び、アイデアとエネルギーを持ち寄り、地道であっても一つひとつのことに対して振り返り、知識の蓄積や研究を重ねていくことが重要です。そうすることで、多角的な視野をもち、自ら新しい価値観を模索していくことが出来ます。
人生において無駄なことはひとつもありません。もし回り道をしたように見えたとしても、それは結果として人よりも多くの経験を積み、成長した証でもあるのです。

垣根を超えた交流


福岡JCは発足から60年以上の歴史があり、現在約1500名もの特別会員が在籍しています。我々には同じ世代である仲間との交流だけでなく、経験豊かな先輩方との交流を通じて育まれる気付きと、これまでの多種多様な事業での経験を享受できることも大きな魅力です。先輩方がそれぞれの時代に一石を投じるべくJC運動を行い、蓄積された経験が我々の財産となり、偉大な功績として残されています。
生まれ育った環境や文化がそれぞれが違っても、必ずその人が持っている「宝」があります。それは互いの得手・不得手を補うとき、同じ目標に向かって汗を流しているとき、そんなJC活動がそれぞれの「宝」を見つけ出し、その力を結集させることで一人では到底及ばない大きな力となります。
卒業という限られた時間の中で、人が人のために率先して行動し、メンバー一人ひとりの「宝」を発見し、互いに尊重しあう関係性だからこそ一生の仲間となるのです。ひとの原動力は信頼し合える仲間の存在に他なりません。
世界のグローバル化が急速に進む昨今、福岡も他の都市同様に海外との交流を避けて通ることはできません。異文化の人々に触れあうことで、我々には知ることのできなかった経験や気付きを肌で感じることができ、出会いをきっかけに自分自身の可能性を広げることにつながります。言い換えればそれは、新しい価値観を手に入れるということです。垣根を超えた交流とその密度は、新しい発想や機会づくりの数に比例すると考えます。言うまでもなく、それが我々の成長や今後のまちづくりにつながっていくのです。

人生に一度しかない青年期に何かの縁で出会った仲間達は、在籍年数や費やせる時間と立場は違いますが、我々JAYCEEが情熱をもって共に汗をかきJC運動や活動を通じて得たものは何ものにも代えがたい最高の財産となるはずです。この目にみえない財産を手に入れる為に、まずは勇気を出して一歩足を踏み出していきましょう。


 

 

教育問題委員会


子どもは家庭の中だけで育つわけではありません。学校や地域の様々な人たちに見守られて成長していきます。また、子どもを育てることは未来の日本を支える人材を育てることであり、親のみならず、社会の一人ひとり、みんなの担いなのです。このことを市民の一人ひとりが理解し、子どもはみんなで育てるという気持ちを共有できる事業を行いましょう。

環境問題委員会


日本では、災害はいつ・どこで・どのような規模で発生するかわかりません。全国にまたがる我々JCだからこそ出来る独自のネットワークを活用し、地域や行政との連携をとりながら、防災に対する意識を高め、福岡が抱える課題の解決につながる事業を行いましょう。

地域文化創造委員会


昔から親しまれている祭りや行事、地域に根ざした文化は、それ自体が独自の価値を持つだけでなく、住民の地域への誇りや愛着を深め、住民共通のよりどころとなっています。福岡に今まで根付いてきた文化を調査・研究し、ゼロから新たに文化を創り出すのではなく、今まで紡がれた文化に新たなエッセンスを加えることで、古きものと新しきものを融合し、まちの活性化につながる事業を行いましょう。

芸術文化創造委員会


芸術文化は人々に楽しさや感動、精神的な安らぎや生きる喜びをもたらし、人生を豊かにするとともに創造性を育むものであります。過去、福岡JCでは芸術を用いた事業を行うことでまちの活性化につなげてきた歴史があります。市民生活を充実させるだけでなく都市の活性化、そして国内にとどまらず福岡市へのインバウンドにつながるような事業を行いましょう。

スポーツ文化創造委員会


これまで福岡JCでは、ソフトバンクホークスや福岡マラソンの誘致活動をはじめ、スポーツを通じてまちを活性化させる事業を行ってきました。スポーツには人を動かす力があり、人それぞれの持つ個性を発揮させるだけでなく、他者への発信や地域との連携を通じて多くの人々を元気にし、魅了してきました。このようにスポーツ文化を活用し、人々に元気を与え地域社会全体を活性化させ、魅力あるまちを創造するような事業を行いましょう。

トレーニング委員会


JCでは在籍年数の短さから、本来JC活動の中で様々なことを学ぶべき期間が大幅に減少している現状があります。そうした経緯を踏まえ、多角的な視野から今一度見つめなおし、お互いを高めあう事業を行いましょう。

研修委員会


仮入会者に対し、オリエンテーションや委員会訪問などを通じてJCの歴史や社会人の在り方を指導し、志高きJAYCEEを育てることは、委員会メンバー自身にも多くの気付きや学びを与えてくれます。まずは自らが襟を正して、仮入会者とともに全力で研修に取り組み、互いに成長していきましょう。

拡大委員会


会員拡大は運動の原点であり、それを担う拡大委員会は福岡JCの窓口です。JCでは40歳での卒業があるため、拡大を続けていかなければ組織の維持が困難になることはもちろん、志高き人材が福岡のまちから減少してしまいます。LOM全体が一丸となり、仮入会者にしっかりと理念を伝え、福岡のまちのために拡大運動に取り組みましょう。

リレーションシップ委員会


1年を通じてシニアメンバーとの交流を育み、これまでの福岡JCの歴史を振り返り、翌年に控える65周年、そして70周年につながるような事業を行いましょう。その中で人生経験豊富な先輩方から多くのことを学び、今後への橋渡しとなる関係性の構築を図りましょう。

会員交流推進委員会


委員会以外でのメンバー同士の交流の場は主に趣味の会となっていますが、まだ限られた中での交流にとどまっている現状があります。同時期に在籍しているメンバー同士が、これまで以上に活発に交流していくことができる場を創出していきましょう。また、2016年にはベトナムのサウスサイゴンJCと姉妹締結しました。その交流元年として、これまで長きにわたり姉妹JCとして交流を続けている釜山JC、香港シティJCのように、末永く続き実りある交流を推進していきましょう。

親睦推進委員会


「送る夕べ」は、それぞれの環境や立場のなかで精一杯JC活動を全うされた卒業生の晴れの舞台です。また、現役メンバーをはじめ、卒業生のご家族や先輩方とで開催される毎年最後を締めくくる非常に大切な事業です。一人ひとりの卒業生の想いを形にし、一生の思い出になるような事業にするために、卒業生との親睦を図りましょう。

広報渉外委員会


福岡JCの理念や活動をメンバーだけではなく、市民の方々にも知って頂き、共感してもらえるような情報発信を行いましょう。HPや紹介映像、SNSなど様々な手法を凝らし、最善の方法で効果的且つ戦略的に発信することで、福岡JCのブランディングにつなげていきましょう。

例会委員会


理事長主催のもとメンバーが一堂に集い、理事長の挨拶や様々な講師による講演などを通じて、一人ひとりの自己研鑽につながる貴重な機会です。メンバー全員が毎月行きたいと思えるような、様々な気付きと成長を得ることが出来る場をつくり、おもてなしの心をもった企画と運営を行いましょう。

総務委員会


「福岡JCの要」だという誇りと自覚を持ち、メンバー全員の活動と運動が活発になるような環境づくりを心掛けていきましょう。財政規則審査委員会と連携を取りながら、議案上程のスケジュール管理をしっかりと行い、各会議が円滑に進行するように取り組みましょう。

財政規則審査委員会


メンバー一人ひとりの貴重な会費を管理する委員会としての誇りと自覚を持ち、議案の内容および事業予算・決算が適正であるかを綿密に審査しましょう。また、社会に認められる団体として、公正かつ透明性のある活動を行うため、コンプライアンスの強化を図りましょう。