提言の未来FUKUOKA西暦2023年

センスのいいまち福岡。

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「他人の評価を気にしない」「自分の好きなものをつくる」という子供たちの自由な想像力・創造力を形にするために、ペンキや絵具、紙や木材など自由に材料を使って、大人の価値基がない場所でアートを作 ることができます。
学校の授業でしか描くことのなかったアートを身近な場所で描く機会や描くことについて学ぶことの機会を増やしていく必要があります。アートが身近な存在となるために、地域の公民館で子供のアート教室を行います。そろばんや習字、空手など色々なことが安価に学べる公民館に子供たちがアートを学べる教室は多くありません。描くことが身近になり好きになることで、うまく描くことだけがゴールではなく、能動的にアートに触れ、自由に描きたいと思いを、実際に表現できる場が必要だと考えます。
また、それだけにとどまらず、地域の小学校や公園にも子供たちが絵を描く機会を作っていきます。消せるペンキで各学年の子供たちが描いた絵で埋め尽くされた公園が毎月変わるようになり、親や親戚にそれを見せたり自慢し、子供の喜びの機会や自分が描いたアートがまちに存在するという気持ちが育ったまちに、より大きな愛着をもつことができるようになります。アートを愛する子供たちは皆、育ったまちを愛することができ、福岡に行けば、自己表現をすることのできるまちとして、活気のある子供たちが溢れ、まちは活気に満ちていきます。
アートで学んだ自己肯定感や感性・直観力(センス)は大人になっても活き続け、福岡でアートと共に育った子供たちは、大人になってもアートだけでなくビジネスにおいても活躍すると言われるようなまちにしていきます。

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アートが溢れるまちFUKUOKA

子供たちの豊かな感性を育むために、アートに触れる機会を増やします。自由な発想で描くことのできる環境を増やすために、前述のフリーアトリエを中心に描くことのできる場所を提供していきます。子供たちの未来のために、画材を提供していただく「福岡子どもアート応援企業」を募ります。参加企業はロゴを使うことができ、企業価値を高めます。
数多く自由に描く経験や楽しみを積んできた子供たちに、次は見る機会を増やします。
福岡のまちにアートを増やすことはもちろんですが、子供たちと感覚の近い中高生をメインとした全国中学校・高校アート選手権大会「アート甲子園」を開催することでアートへの関心を更に高めます。また見るだけでなくその絵の時代背景、作者の心情まで深堀りして伝えることで、鑑賞の面白さを伝えます。そして子供たち自身が自分でどの絵が好きか、そして何故好きなのかと言語化できるようにします。
そして、2030年、自由な発想で描き続け、多くのアートを深く理解し数多く鑑賞することで美意識、美的センスを鍛えた子供たちの才能は大きく開花しました。あのビルも、あの一軒家も、あの高架線や公園も、若手アーティストたちによって彩られ、アートスポットとして存在感を放っています。若者たちは賑わいながら自分達のSNSにアップする映え写真を撮るためにいたるところで行列を作っています。まちには活気が満ち溢れ、若者たちの目には未来への展望を見据えて輝いています。

短期:アートに触れる機会増

公民館でみんながアートを楽しめる教室を増やします。(美術大学出身の方を先生にする)子供たちの身近にある公民館に、習字やそろばんのように気軽に学べるアート教室を増やしていきます。そのうちに、アートに力を入れた小学校が出てくるでしょう。子供たちの豊かな感性を育むために、アートに触れる機会を増やします。アートへのハードルをまちとして低くすることで今までアートに触れてこなかった子供たちに機会を増やし、日本で一番の感性豊かな子供たちを増やしていきます。

中期:見せる機会の提供

アートを身近に感じた子供たちが次に求めることは表現をする場です。学校での授業という枠を超え、市民一般に見てもらい達成感・高揚感を得てもらうために取り壊し予定のビルなどを子供たちでアートします。ここで得た経験は、アートへの関心をさらに高めます。アートがあることが日常になり、感性が磨かれ始めます。作品価値が評価される環境を作るため、現代アートやその他芸術を披露する機会を作り、芸術家や就職への登竜門を作ります。

長期:アートからはじまるまちの発展

アートを通じて磨かれた感性を持った若い経営者が今までにない新たなビジネスモデルを考え、ベンチャー企業が次々と誕生する。まち全体がアート・芸術に溢れます。そして、美術館の様になった福岡では、建築物等がスタイリッシュに彩られ感性豊かな外国人の移住先としても人気のエリアになり世界中から優秀な人材が集積し、ベンチャー企業が更なる成長を遂げ、ユニコーン企業へ成長します。

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